- 「以前は依頼できていたのに、最近は断られることが増えた」
- 「字輪によるナンバリングができる印刷会社を探している」
- 「インクジェットではなく、従来の字輪ナンバーで製作したい」
このようなお悩みをお持ちではないでしょうか。
近年はデジタル印字やインクジェットによる可変印字が主流となり、機械式の字輪(じりん)によるナンバリングに対応できる印刷会社は少なくなっています。しかし、伝票や帳票、チケット、管理票などでは、今もなお字輪ナンバリングを指定されるケースが少なくありません。
本記事では、字輪ナンバリングの仕組みや特徴、対応可能な印刷会社が減っている背景、そして外注先を選ぶ際のポイントについて解説します。
字輪(じりん)とは?
字輪とは、数字や文字が刻まれた回転式の輪のことです。
ナンバリング機の内部には複数の字輪が組み込まれており、印刷のたびに字輪が回転することで連続した番号を印字します。フォーム印刷や伝票印刷の現場では古くから使用されてきた技術であり、「字輪ナンバー」「刷込字輪」などと呼ばれることもあります。
例えば、
- 000001
- 000002
- 000003
というように、連続番号を自動的に印刷することができます。
現在普及しているインクジェット方式の連番印字とは異なり、機械的な構造によって番号を進めるのが特徴です。
字輪ナンバリングの種類と特徴
クラッシュ字輪
3枚つづりや4枚つづりの複写伝票(ノーカーボン紙)に一度にすべての枚数に同じ番号を裏まで発色・貫通させることができるのでコストメリットがあります。また複写によるナンバーのずれを防ぐことができる点もメリットです。
セキュリティに強い
契約書、商品券、チケットなど、悪用されたくない重要書類では字輪が好まれます。独自の「印圧」があるので、偽造を極めて困難にします。
字輪ナンバリングが使われる印刷物
字輪ナンバリングは、管理や追跡が必要な印刷物で広く利用されています。代表的な例として、下記のような印刷物があります。
- 複写伝票
- 納品書
- 受領書
- 注文書
- 連続帳票
- 商品券
- 金券
- チケット
- 抽選券
- 管理ラベル
連番による管理や照合作業を行うため、多くの業務用印刷物で採用されてきました。
インクジェットナンバリングとの違い
現在のナンバリング印刷では、インクジェットやレーザープリンターによる可変印字が一般的です。しかし、字輪ナンバリングには、次のような特徴があります。
印刷と同時にナンバリングできる
フォーム印刷機や輪転機に字輪装置を組み込むことで、印刷工程と同時にナンバリングを行えます。インクジェットでナンバリングをしようと思ったら、印刷工程の後に再度ナンバリングの機械を通すことになります。そのため、字輪ナンバリングはインクジェットに比べて納期が早く、コストを抑えることができます。
独特の印字品質
字輪で刷り込まれた番号は、従来の帳票や伝票で長年使われてきた独特の風合いがあります。
既存帳票を再製作する際には、下記のようなご要望が少なくありません。
- 「同じ書体でなければ困る」
- 「従来品と見た目を揃えたい」
また独自の「印圧」があるため、同じものを簡単に偽造することが難しいというメリットもあります。
フォーム印刷との相性が良い
複写伝票や連続帳票では、フォーム印刷設備と字輪ナンバリングを組み合わせて製造するケースが多く見られます。
なぜ字輪ナンバリング対応の会社が減っているのか
字輪によるナンバリングを探している担当者の方が感じている通り、対応可能な印刷会社は以前より大きく減少しています。
デジタル印字への移行
現在はインクジェットや可変データ印刷が主流です。設備投資やデータ管理の面で効率が良く、多くの印刷会社がデジタル方式へ移行しています。
フォーム印刷設備の減少
字輪ナンバリングは、フォーム輪転機や専用ナンバリング装置を必要とする場合があります。しかし、帳票の電子化や需要減少により、これらの設備を保有する会社は少なくなっています。
技術継承の問題
字輪の組み替えや番号帯の設定には専門知識が必要です。長年フォーム印刷に携わってきた技術者の引退もあり、対応できる人材が減少しています。
字輪ナンバリングへのよくあるご相談
字輪ナンバリングに関するお問い合わせでは、次のようなご相談がよくあります。
- 以前の印刷会社が廃業してしまった
- 字輪ナンバー指定で発注したい
- 現在使っている伝票をそのまま再現したい
- OCR書体や従来書体を継続したい
- ナンバリングと複写伝票をまとめて依頼したい
- ミシン加工や製本加工も必要
特に長年運用している伝票や帳票では、仕様変更が難しいケースも多く、従来と同じ字輪方式を求められることがあります。
字輪ナンバリング対応の印刷会社を選ぶポイント
フォーム印刷の実績があるか
字輪ナンバリングは一般商業印刷とは異なる設備とノウハウが必要です。帳票印刷やビジネスフォーム印刷の実績が豊富な会社を選ぶことが重要です。
刷込字輪に対応しているか
ナンバリングには、複数の方式があります。
- 刷込字輪
- クラッシュナンバー
- インクジェット可変印字
用途に応じて対応可能か確認しましょう。
既存伝票の再現が可能か
古い帳票ではデータが残っていない場合があります。
現物見本から仕様を解析し、同等品を製作できる会社であれば安心です。
関連加工に対応しているか
ナンバリングだけでなく、下記のような関連加工に一括で対応できる会社を選びましょう。
- バックカーボン印刷
- ミシン加工
- 複写伝票製本
- 折加工
貴社の管理負担を減らせます。
字輪ナンバリング印刷の製作はご相談ください
字輪によるナンバリングは、デジタル化が進んだ現在でも必要とされる伝統的な印刷技術です。
一方で対応できる印刷会社は減少しており、「どこに依頼すればよいかわからない」という声も増えています。
もし、下記のようなご要望がございましたら、お気軽にご相談ください。
- 字輪ナンバリング対応の印刷会社を探している
- 現在の伝票をそのまま再現したい
- 複写伝票やフォーム印刷も合わせて依頼したい
- OCR書体や従来の番号仕様を維持したい
長年使用されてきた帳票や伝票の仕様を確認し、用途に応じた最適な製作方法をご提案いたします。