- 「これまで依頼していた印刷会社がバックカーボン印刷をやめてしまった」
- 「対応できる会社が見つからない」
このようなお悩みをお持ちではないでしょうか。
近年、伝票印刷の主流はノーカーボン紙へ移行し、バックカーボン印刷に対応できる印刷会社は年々減少しています。しかし、業務フローや帳票の仕様によっては、今もなおバックカーボン伝票が欠かせないケースがあります。
本記事では、バックカーボン印刷の仕組みや特徴、対応できる印刷会社が減っている理由、そして外注先を選ぶ際のポイントについて解説します。
バックカーボン印刷とは
バックカーボン印刷とは、用紙の裏面にカーボンインキを印刷し、筆圧によって下の用紙へ文字や数字を複写する伝票印刷の方式です。
かつては複写伝票といえばカーボン紙を挟む方法が一般的でしたが、バックカーボン印刷ではカーボン層をあらかじめ用紙に印刷しておくため、別途カーボン紙を挟む必要がありません。
たとえば2枚複写の伝票では、1枚目の裏面にカーボンインキを印刷し、記入時の筆圧によって2枚目へ内容が転写されます。この方式は、納品書や受領書、注文書、運送伝票など、さまざまな業務用帳票で長年利用されてきました。
ノーカーボン紙との違い
現在の複写伝票ではノーカーボン紙が主流となっています。ノーカーボン紙は、筆圧によってマイクロカプセルが破れ発色する仕組みで、手や周囲を汚しにくいという特徴があります。
一方でバックカーボン印刷には、以下のような特長があります。
- 濃く鮮明な複写が得られる
- 長年使用してきた帳票仕様をそのまま維持しやすい
- 特定の箇所だけを複写させる設計が可能
- フォーム印刷や連続伝票との相性が良い
現在でも運送業、製造業、工事現場などでは、バックカーボン伝票が継続して使用されています。なぜなら、サインや記録の記入にスピードが求められ、筆圧が弱くても確実に複写されるからです。
なぜバックカーボン印刷に対応できる会社が減っているのか
バックカーボン印刷の発注先を探している担当者の方が感じている通り、対応可能な印刷会社は以前と比べて大幅に減っています。その背景にはいくつかの理由があります。
ノーカーボン紙への移行
ノーカーボン印刷の方が扱いやすいため、複写伝票市場の多くはノーカーボン紙へ移行しました。移行にによりバックカーボン伝票の需要が減少し、専用設備を維持コストを負担する会社も少なくなっています。
フォーム印刷設備の減少
バックカーボン印刷は、ビジネスフォーム印刷機や輪転機などの設備を活用して製造されることが一般的です。しかし、帳票の電子化や需要減少に伴い、こうした設備を保有する印刷会社自体が減少しています。
技術継承の課題
バックカーボン印刷には、カーボンインキの取り扱いや複写品質の管理など、経験に基づくノウハウが必要です。長年フォーム印刷に携わってきた技術者の引退により、対応可能な会社が限られてきています。
バックカーボン印刷についてのよくあるご相談
バックカーボン印刷についてお問い合わせいただくお客様からは、次のようなご相談をいただくことがあります。
- ノーカーボン用紙より複写をはっきりとさせたい
- これまで依頼していた印刷会社が廃業してしまった
- バックカーボン対応を断られた
- 現在使用している伝票をそのまま再現したい
- ナンバリングやミシン加工も一緒に依頼したい
- 連続伝票や複写帳票を継続して使用したい
バックカーボン伝票は業務運用と密接に関わっているため、単純にノーカーボン紙へ変更できないケースも少なくありません。そのため、既存仕様を理解し再現できる印刷会社を見つけることが重要です。
バックカーボン印刷を依頼する会社を選ぶポイント
バックカーボン印刷を依頼する際には、価格だけでなく対応力も確認することをおすすめします。
フォーム印刷の実績があるか
バックカーボン伝票は一般商業印刷とは異なるノウハウが求められます。フォーム印刷や帳票印刷の実績が豊富な会社を選ぶと安心です。
ナンバリング加工に対応しているか
伝票には連番印刷が必要になることもあります。機械式ナンバリングや連続番号印刷に対応できるか確認しましょう。
ミシン加工や製本加工が可能か
伝票の仕様によっては、切り取り用ミシンや製本加工が必要です。関連加工を一括で対応できる会社であれば、品質管理もしやすくなります。
現物見本からの再現が可能か
古い伝票の場合、データが残っていないこともあります。現物支給から仕様を解析し、再製作できる会社であればスムーズに進行できます。
バックカーボン印刷や伝票の製作はご相談ください
バックカーボン印刷は決して新しい技術ではありませんが、現在でも必要とされる重要な帳票印刷技術のひとつです。
しかし、対応可能な印刷会社は年々少なくなっており、発注先探しに苦労される企業も増えています。
もし現在お使いの伝票について、下記のようなご要望があれば、お気軽にご相談ください。
- 同じ仕様で再製作したい
- バックカーボン対応の印刷会社を探している
- ナンバリングやミシン加工も含めて依頼したい
既存伝票の仕様確認から製作方法のご提案まで、用途に合わせた対応をいたします。